大原 宝泉院 April 2021

さて、寂光院をあとにし三千院へ
三千院登り口の駐車場は、どこもがらがら、おまけに無人。駐車料金を入れる箱だけが置いてありました。 

三千院門前の桜を見ながら、足を進めると、やがて勝林院に。
勝林院は、文治2年(1186年)、数百名にのぼる各宗派の僧侶が集まり、「大原問答」として知られる仏教の大論争を行った寺院。

さらに進んだところに宝泉院があります。
宝泉院は、平安末期からある勝林院住職の塔頭。なんだかんだとずいぶん歩いたので、お抹茶をいただきながら、ここのお庭を拝見することにしました。

客殿の西方にある庭は、盤桓園と名づけられ、柱がまるで額縁のよう。盤桓は、立ち去りがたいという意味だそうで、なるほど、いつまでも見ていたくなる景でした。

盤桓園の左手には、もう一つのお庭、鶴亀庭園。池の形を鶴、築山を亀、山茶花の古木を蓬莱山に見立てているとういうことです。

寺院の門をくぐった左手には、回遊しながら、岩や石、季節の花をたのしむことができる宝楽園があり、ついつい長居をしてしまいました。