力石

二月の初旬でしたか、「元四日市大学教授で力石の研究家の高島愼助氏から、同氏が次に出版予定の『力石を詠む(十三)』に、ことはさんの句も」とのメールを句友からいただき私の句でよければと返信したのですが、目出度く刊行の運びとなり、本を送っていただきました。
小浜市矢代の力石のことを詠んだ句なのですが、写真まで掲載していただきうれしい限りです。

夏の京都 隆兵そば

隆兵そばは、桂橋のたもとにある蕎麦屋さん。打ち水をされた店の前に立つとしばし暑さを忘れます。開店時刻少し前に着いたのですが、外は暑いので中の席でお休みくださいと入れてくださいました。店内は清楚で品のある設え。盛りそばと辛味大根おろし蕎麦をいただくことにしました。愛宕山水系の井戸水をつかって調理されているということです。麺はしなやかに腰のある細麺、いい香りです。シャキッとした辛さの辛味大根おろし蕎麦は、夏にうってつけの味でした。後で出された蕎麦つゆには薬味がついていて、この上ない美味しさ。お店のピークタイムを過ぎれば、季節の食材を使った一品物の料理も出していただけるということで、次回はそれを楽しみに。蕎麦塩をお土産に買って、お店をあとにしました。

夏の京都 中村軒

隆兵そばをあとにして、中村軒へ。中村軒は創業明治十六年(1883)の饅頭屋さん、隆兵そばより徒歩一分の場所にあります。暑い中、店先の列に並ぶこと四十分、やっと入店することができました。
中村軒のお饅頭の餡は、創業以来、くぬぎの割り木で炊いているそうです。
お盆の期間だけ販売されるおはぎ、ところてん、かつら女を注文。かつら女は、黒蜜にきな粉を混ぜて、氷水にひたした厚みのある板状の葛をからめて食べます。甘さほどよく、ひんやりとして、とっても美味しい夏の甘味です。

夏の京都 桂離宮

さて、食欲を満たしたところで、桂離宮が目と鼻の先。二時からの参観に滑り込むことができました。最近は、外国人専用の時間帯とそうでない時間帯が交互に設定されているようです。
桂離宮は、元和元年(1615)、八条宮家の別荘として初代智仁親王が造営に着手、以来五十年をかけて現在の形に整ったそうです。古書院、中書院、新御殿、そして池のまわりに書院、茶亭が配された回遊式庭園。暑い中でしたが、夏の桂離宮の散策を楽しむことができました。

夏の京都 キャピタル東洋亭 髙島屋店

阪急京都線

阪急京都線に乗って、桂駅より河原町駅まで。キャピタル東洋亭 髙島屋店で早めの夕食をとって、帰宅することにしました。
トマトサラダは、ひんやりとしてとっても美味しい一品。ワインも少々いただいて、ビーフカツレツを堪能。明日は大文字の送り火だなぁと思いつつ、夏の京都をあとにしました。