夏の京都 中村軒

隆兵そばをあとにして、中村軒へ。中村軒は創業明治十六年(1883)の饅頭屋さん、隆兵そばより徒歩一分の場所にあります。暑い中、店先の列に並ぶこと四十分、やっと入店することができました。
中村軒のお饅頭の餡は、創業以来、くぬぎの割り木で炊いているそうです。
お盆の期間だけ販売されるおはぎ、ところてん、かつら女を注文。かつら女は、黒蜜にきな粉を混ぜて、氷水にひたした厚みのある板状の葛をからめて食べます。甘さほどよく、ひんやりとして、とっても美味しい夏の甘味です。