荒井 結 Yui Arai 無伴奏チェロリサイタル

チェロリサイタルのお誘いを受けて、鯖江へ行ってきました。
チェロの重厚な音色を楽しめた一時間でした。
奏者の荒井 結さんは、福井市出身の音楽家。中学卒業後、カリフォルニアにあるアイディルワイルド・アーツ・アカデミーへ留学、その後ドイツ国立ハンブルク音楽大学へ留学。
2008年 岩城宏之音楽賞受賞、ブラームス国際コンクール(オーストリア)チェロ部門第2位。
語りも爽やか。今後の活躍が、とても楽しみなチェロリストです。

Program

J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調

M.レーガー 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調

G.カサド 無伴奏チェロ組曲


開始時刻まで少し時間があったので、鯖江駅付近を散策

料亭カフェ 茶癒Sa-Yu中松

鯖江駅より歩いて五分ほどのところで見つけたカフェ。旧鯖江藩、間部公を祀る松阜神社の境内を間近に見ながら、ランチを楽しめるお店。予約で満席だったので、午後のおやつタイムに再訪。
和風ローストビーフサンドとビールをいただきました。

すし勘

敦賀市本町にあるお寿司屋さん。映画の帰りに寄りました。
先ずは刺身の盛り合わせで一杯。お酒は「凡」の冷酒、取り合えず一合。うざく、それから甘鯛の焼き物を追加して二合目を・・・。中トロ、しめ鯖、イカを握ってもらい三合目。

カウンターはほどなく満席。人のよさそうな御主人とまろやなかお店の雰囲気、とても居心地のよいお寿司屋さんです。

かたくりの花

群生のかたくりの花、今が見ごろとのニュースに大野市の矢ばなの里へ行ってきました。群生のかたくりの花を見るのは初めて、見事なものでした。

3~4月、わずかな日光を利用して花を咲かせ、5月になると地上から姿を消し、あとはずっと次の年の3月頃まで球根のままに休眠。1年のうちの10ヶ月は地中で過ごす花。種子が地中に入ってから平均8年目で ようやく2枚の葉を出して開花するとのことです。

球根からは「片栗粉」が採れますが、現在市中に出回っている片栗粉の8割はじゃがいも、 2割がさつまいものでんぷんからつくられたものらしく、本物の「片栗粉」は品薄のようで、薬局などで購入できるようです。江戸時代は、漢方薬として 病後の滋養用に使われていたとのことでした。

棡山 明通寺

晩冬の明通寺にお参りしてきました。

若狭には、真言宗、天台宗の古刹がたくさんありますが、明通寺は中でも大好きなお寺です。
明通寺は、大同元年(806年)征夷大将軍坂上田村麻呂が創建。質実剛健な造りの本堂と三重塔は鎌倉時代(1258年)に再建され、福井県では唯一の国宝となっています。
本尊は薬師如来坐像、秘仏とされていました。前御住職の御判断で、いつでも拝顔してお参りすることができるようになりました。
薬師如来像の脇侍は、月光菩薩、日光菩薩になることが多いそうですが、明通寺のご本尊薬師如来の脇には、隆三世明王と深沙大将がひかえています。

隆三世明王(ごうざんぜみょうおう)像
隆三世明王は、「過去・現在・未来の三つの世界を収めたシヴァを下した明王」と意味で、シヴァとその妻のパールヴァティーを踏みつけています。

深沙大将(じんじゃだいしょう)像
玄奘三蔵が旅の途中、砂漠で息絶えようとしている時、 流砂の中より現れて護ったのが、深沙大将であるといわれています。
像は、炎髪、頭にはドクロ、腹には女性の首、左手に蛇をもつ姿をしています。

写真は 「若狭の古寺美術 若狭の古寺美術刊行会編」 より


 

北前船 右近家

さて敦賀市を離れ越前海岸を北上、南越前町にある「北前船」船主の館 右近家へ・・・

北前船

北前船は函館から日本海の各地に寄港、下関より瀬戸内海に入り大阪に至る航路をたどる商いをしていました。
もともとは、近江商人が函館で買い付けした鰊などを敦賀の港へ運ぶための運送業がことのおこりであったようです。世情の変化により近江商人が撤退、船主自らが商いを始めました。最盛期は一隻、一回の航海で現在の金額にして約一億円の利益があがったそうです。北前船五大船主に数えられる右近家は三十隻もの船を所有していました。
時流はかわり、右近家は保険業に携わります。日本海上保険(現在の損保ジャパン)の社長を務めたということでした。
豪華夕食つきのツアーでしたが、夕方所用があったので残念ながらここで退散 (#^^#)

船金庫

防水を施された木製の金庫が展示されていて拝見しました。欅と桐で造られていて、上部は鉄材がしっかりと施されています。海に落ちた時は、上下がひっくり返り、沈むことなく浮くようになっているということです。
また、しっかりとした防水機能もあるということでした。金庫の中には、お金の他、証文等が収められていて、特に証文は水につかると用をたさなくなるので、防水には工夫がなされたようです。

西洋館

敦賀の昆布 奧井海生堂 

友達の旅行会社企画の敦賀一日ツアー。
奧井海生堂は敦賀市にある創業百五十年の昆布の老舗。北海道は利尻でとれる昆布を主にあつかっています。利尻昆布は、利尻・礼文島で収穫され、上品な琥珀色のだしがとれることから、菊乃井、瓢亭など京の高級料亭に重宝され出荷しているとのこと。昆布は通常、仕入れと同時に出荷することが常ながら、ここでは倉庫で一年間は寝かせてから加工、一年間寝かせることにより味が塾生されるということでした。蔵囲いの倉庫を見せていただきましたが、中には三十年ものもあり、びっくり。

おぼろ昆布

敦賀と言えばおぼろ昆布。熟練の技を拝見。削ったところを一口いただきました。もうとっても美味しい・・・たまらない美味しさです。
おぼろ昆布とひとふり昆布をお土産に・・・ひとふり昆布は瓶の蓋をあけたとたんに、香しい昆布の匂いがひろがります。今日の朝ごはんは、これで >^_^<

昆布のお話、いろいろ伺いました

利尻昆布・・・上品な琥珀色のだしがとれます。利尻・礼文島周辺で収穫。
羅臼昆布・・・濃厚でコクのあるだしがとれます。知床半島周辺で収穫。
日高昆布・・・やわらかく煮あがるので昆布巻、煮しめに最適。襟裳岬周辺で収穫。
山出し昆布・・・高級だし昆布として有名、塩昆布にしても美味しい。函館周辺で収穫。

中池見湿地

久しぶりに中池見湿地へ・・・