散り椿

散り椿

京都 地蔵院にある散り椿、正確には五色八重散椿。椿が散る際は花が花首から丸ごと落下しますが、五色八重散椿は、花が散るとき花弁が一枚ずつ散り、その散り際はまことに綺麗ということです。

葉室麟の「散り椿」、木村大作監督によるオールロケーションの撮影ということで、これは観たいと行ってきました。
日本の様式美、美しい殺陣、日本の四季、凛としたせりふの数々…素晴らしい映像美に見入った二時間でした。

原作の複雑なプロット、登場人物の心の機微を二時間枠の映画に納めるのは大変だったろうなと思います。
原作にある
散る椿、残る椿があると思えばこそ、見事に散っていけるのだ。 榊原采女
くもる日の影としなれる我なれば目にこそ見えぬ身をばはなれず 古今和歌集
は、映画にも取り入れられていますが、原作を読んで初めてその言葉の意味を深く味わえるような気がしました。

地蔵院の散り椿の見頃は三月下旬…来春、見に行きたいなと思いつつ映画館を後にしました >^_^<

シュウメイギク

秋明菊

秋明菊…別名は貴船菊。京都の貴船に野生したものが多いことからこの名があるようです。菊の名がつきますが、キク科ではなくキンポウゲ科の花です。

ガマ

ガマ

フランクフルトソーセージみたいです  >^_^<

漢字で書くと蒲(ガマ)
蒲鉾(かまぼこ)、蒲焼(かばやき)は、形状がガマと似ていることからつけられたネーミングのようです。

オモダカ

オモダカ

田んぼに咲いています。稲よりも繁殖力が強いので稲にとっては有害になるらしいです…綺麗な花なのに。
毛利元就、福島正則らの家紋である沢瀉紋(おもだかもん)は、このオモダカを図案化したものと伺いました。