越前竹人形

日曜日 友人の誘いで、若州人形座の公演を観に若州一滴文庫のくるま椅子劇場に行ってきました。

原作は水上勉の「越前竹人形」。竹細工師喜助と遊女玉枝の切ない物語です。
谷崎潤一郎は この小説を以下のように評しています。

「櫛の歯のように生えている竹林にさし込んでいる陽は、苔のはえた地面に、雨のようにそそぐかにみえた。 玉枝は黄金色の光の糸を背にして、竹の精のように佇んでいた。 鮫島ではないが、私もここで思はず息を飲んだ。“竹の精”と云う想像はいかにも美しい。この一言でその場の光景が金色を放って目に浮ぶ。・・・(中略)・・・作者がそれを意識していたかどうかは分らないが、何か古典を読んだような後味が残る。・・・」

来年は「若州人形座」四十周年の年、ラストステージになるとのことです。
演目は「はなれ瞽女おりん 原作 水上勉」と伺いました。