































松谷茂名誉園長先生のご案内で主に植物生態園の草花を見てまわることができました。
楽しい説明にわくわくしながら巡った植物園でしたが、この日の白眉は山橘の紅い実。
山橘は藪柑子の古名。千両、万両、藪柑子は、正月のめでたい樹木として親しまれていますが、共通項は常緑で果実の色が紅いこと。
山橘(藪柑子)は、源氏物語 第51帖「浮舟」にのみ、紅い実がつくりもの状態の描写で登場します。作りものの山橘の果実を浮舟が若宮に献上したというくだりです。
さて、この日は、園長先生のご案内で、正真正銘の藪柑子の美しい実を拝見することができました。園長先生のお話によれば、実が出来ると言う事はその前に花が咲くということ。
「藪柑子はその花の美しさもすばらしく、ぜひ見てほしい。葉に隠れるように、ひそやかに下向きに地味に咲くのでまったく目立ちませんが、透明感のある白色は絶品」だということでした。


花は咲いている時だけを見るのではなく、花や葉の時の枝ぶりを見るのも楽しみと教えていただきました。
ワシュロの葉は長く途中で折れ曲がる。カラシュロの葉は短く木の背丈も短い。





織田信長の実弟、織田有楽斎が茶花として愛用したのでこの名がついたといわれているようです。
京都では”有楽”、江戸では“太郎冠者”の名で呼ばれているとも伺いました。




昨年より公開を楽しみにしていた「劇映画 孤独のグルメ」・・・上映中、可笑しくて時々笑ってしまいました。と、同じように劇場内のあちらこちらから笑い声が聞こえてきます。みんなで映画を楽しんでいる気持ちになった映画は久しぶり。
さて、この映画を観て何も食べずに帰るわけにはいかず、三条大橋近くの「えいじ」さんへ。迷わず「おばけ」を注文。とっても美味しいカレーうどんですよ。
美味しい1日でした (#^.^#)
北野天満宮






下鴨神社




出町柳 ~ 知恩院 ~ 園山公園~八坂神社






昨年の正月は喪に服していましたので、二日、2年ぶりに初詣に行ってきました。
若狭から大原を抜ける鯖街道を通り京都へ。雪が心配なこの時期なのに珍しく雪がなく、快適なドライブでした。
初詣は天神さんへ。人に酔いそうな賑わいでした。
このまま帰るのもなんだしと、下鴨神社へ。露店でたこ焼きを買い一休み。6個入りで600円。たこ焼き1個100円の時代になりました。
下鴨神社から出町柳へ。出町橋西詰が鯖街道の終点になります。出町枡形商店街に寄りましたが、開いているのは本屋さんのみでした。
さて、知恩院より円山公園へ。歩き疲れたので開花亭で一休み。八坂神社から八坂の塔あたりまで歩いてみましたが、すれ違う大多数は外国からの観光客でした。
幸多い一年でありますように。

金剛流 豊春会 秋の能
October 20th, 2024 京都 金剛能楽堂
京都・八瀬の山里で一夏の修行[夏安居。九十日間籠もる座禅行]を送る僧のもとに、木の実や薪を毎日届ける女がいました。僧が、問答の末に名を尋ねると、女は、絶世の美女、才媛であった小野小町の化身であることをほのめかし、姿を消しました。
市原野に赴いた僧が、小町を弔っていると、その亡霊が現れ、僧からの受戒を望みます。そこに、背後から近づく男の影がありました。それは小町に想いを寄せた深草の少将の怨霊でした。執心に囚われた少将は、小町の着物の袂にすがり、受戒を妨げようとします。
僧はふたりに、百夜通いの様子を語るよう促します。少将からの求愛に、小町は、百夜通って、牛車の台で夜を過ごせば恋を受け入れると無理難題を出します。少将はどんな闇夜も雨、雪の夜も休まず、律儀に歩いて小町のもとへ通いました。そのありさまを再現します。百夜目。満願成就の間際、まさに契りの盃を交わす時、少将は飲酒が仏の戒めであったことを悟り、両人ともに仏縁を得て、救われるのでした。
大酒呑みで家事もせず、時に自分をいびる悪妻が親元に行ったのを見計らって離縁状を送りつけた夫。自由の身になったものの一人暮らしはやはり不便だと、新しい妻を娶るために夜通し祈願をすべく因幡堂を訪れます。
それを知り烈火のごとく怒って因幡堂にやって来た妻は仏前で祈願の最中に眠っている夫を見つけ、その枕元で「西門に立っている女を妻にするように」と囁きました。それを夢のお告げと思い込んだ男は、西門に立っていた被衣を被った女を新しい妻とするため自宅へ連れてゆき婚礼の盃を交わしますが、この女もまた大酒呑みで盃を返そうとしません。女の被衣を取るとその女は離縁した筈の妻でした・・・
因幡堂の男を演じられていたのは 茂山宗彦さんでした。
NHKの朝ドラ「ちりとてちん」では、徒然亭小草若の役。懐かしいです。
中国のかね金山の麓、揚子の里に、高風という大変親孝行の男が住んでいました。ある晩のこと、高風は、揚子の市でお酒を売れば、富み栄えることができるという夢を見ます。夢のお告げに従って、お酒の商売をしたところ、高風はだんだんとお金持ちになっていきました。
高風が店を出す市では、不思議なことがありました。いつも高風から酒を買い求めて飲む者がいたのですが、いくら酒を飲んでも顔色の変わることがありません。高風が不思議に思い、名を尋ねると海中に棲む猩々だと名乗りました。
その日、高風は、酒を持って潯陽の江のほとりへ行き、猩々が現われるのを待っていました。そこへ赤い顔の猩々が現われます。猩々は友の高風に逢えた喜びを語り、酒を飲み、舞を舞います。そして心の素直な高風を称え、今までの酒のお礼として、酌めども尽きない酒の泉が湧く壷を贈った上で、酔いのままに臥します。それは高風の夢の中での出来事でしたが、酒壷はそのまま残り、高風の家は長く栄えたといいます。