稲田石の器

茨城県笠間市で産出される「稲田石」は、「白い貴婦人」と称される白御影石。この稲田石の粉末「笠間長石」を釉薬に使った笠間焼。味わい深い白磁が美しく、大切に使っていきたいと思います。

魚三の鰻

地元の鰻屋 魚三さんが、新装開店されたというので、これは行ってみたいと思ってから数か月。やっと、行くことができました。
せっかくなので人気メニュー「魚三御前」を事前予約。とってもリーズナブルなお値段で、う巻、うざく、白焼、うな重をいただけます。地酒「加茂栄」の冷酒を一杯やりながら、お料理を待つのもたのしい時間。ごちそうさまでした。

京都の「下鴨茶寮」で板前をされていたここの主人の弟さんが、北野天満宮の近くにお店を出されたそうで、お店の名は「せん田」。機会があれば行ってみたいです。

加藤登紀子さん & キエフ October 9th, 2022

「ようこそいらっしゃいました。先ほど登紀子のリハーサルを見ていましたら、元気に歌っていました。後で出てきてくれると思います。コンサートの前に、ここはレストランですので、腹ごしらえをしていただいて… グラスワインを一杯サービスでお付けしますが、足りない方はコンサートに支障のない範囲でお申しつけください」と、加藤幹雄さんのご挨拶。上品で素敵な方でした。

ジョージアの何とか言うワインを追加でお願いして、ポーランドのウォッカ ズブロフカもドリンクメニューにあったのですが、これを飲むと後で大いに支障をきたしそうなので、自重。
加藤登紀子さんの弾き語りによるコンサートは、「回帰舟」(1976年発売)からの数曲で始まりました。「あなたの行く朝」はとても好きな一曲。
東北大震災、ウクライナの戦火の中で生きる人々への思いを寄せる曲の数々で構成されたコンサートでした。

第二次大戦後、満州から逃れてきた多くの日本人の中に加藤家のご家族もいらしたのですが、明日の命もわからないという状況の中、「今日生きていられるって、幸せよ」と明るく語っておられたという加藤登紀子さんの母のこと、ご主人藤本敏夫さんとの思い出、家族の話など、歌と共にいいお話を聞かせていただきました。

「ウクライナの人たちは、きっとたくましく立ち上がって生きてくれるでしょう」の言葉は重みのある力強いエール。暗いニュースが続く中、鼓舞された思いです。
ウクライナ支援のためにつくられた加藤登紀子さんのアルバム「果てなき大地の上に」を購入しましたが、とても素敵な曲の構成、アレンジの一枚です。

日本画家 村上茶山 

若狭町パレア若狭で開催されている村上茶山13回忌記念「村上茶山とゆかりの作家展」に行ってきました。展覧会監修は長谷光城先生。

長谷先生の紹介文に
「作家 水上勉が上中町教育長室で休憩され、掛けられていた茶山の「棕梠の萌芽」を見て、是非に、作品の挿絵をと教育長を通じて依頼されたが、茶山は「自分は百姓仕事の合間に好きなように描いている。何時までにと云われてもとても描けない」と固辞したことが話題にもなった。・・・茶山は水上勉の挿絵を固辞したように、謙虚で自由な生き方を生涯貫き、画集や著書等の資料を残されていない。」
という言葉があり、その生き方に感銘を受けました。

茶山が描いた若狭の風景の色紙を一枚500円でお譲りいただけるとのことで、「小浜市甲ケ崎」の画を一枚、いただいてまいりました。

優駿 宮本 輝

オラシオンの誕生からダービーに出場するまでの三年間、オラシオンに関わる人々の生きざまが語られる。オラシオンとは、スペイン語で「祈り」を意味する。
宮本輝氏ならではの巧みな筋立て。物語後半の、ダービー選の模様はその二分数十秒の戦いを迫真の筆致で描く。
競馬界のことについて、いろいろなことを知りえた一冊でもある。
物語の中でサラブレッドにつてついて、宮本輝は、馬主となる和具平八郎にこう言わせている。
「生き物はみなそれぞれに美しい。だが人為的に作りだされてきた生き物だけがもつ不思議な美しさというものが確かにある。サラブレッドの美しさが、その底に、ある哀しみに似たものをたたえているのは、他のいかなる生き物よりも過酷な人智による淘汰と、その人智だけでは到底計り知ることの出来ない生命との対立によって生み出されて来たからなのだ。」