かたくりの花

群生のかたくりの花、今が見ごろとのニュースに大野市の矢ばなの里へ行ってきました。群生のかたくりの花を見るのは初めて、見事なものでした。

3~4月、わずかな日光を利用して花を咲かせ、5月になると地上から姿を消し、あとはずっと次の年の3月頃まで球根のままに休眠。1年のうちの10ヶ月は地中で過ごす花。種子が地中に入ってから平均8年目で ようやく2枚の葉を出して開花するとのことです。

球根からは「片栗粉」が採れますが、現在市中に出回っている片栗粉の8割はじゃがいも、 2割がさつまいものでんぷんからつくられたものらしく、本物の「片栗粉」は品薄のようで、薬局などで購入できるようです。江戸時代は、漢方薬として 病後の滋養用に使われていたとのことでした。