散り椿 五色八重散椿 March, 2019

地蔵院 散り椿

混陽山 地蔵院、通称「椿寺」の散り椿が見頃を迎えていました。
地蔵院は、京都 嵐電 北野白梅町駅から歩いて五分ほどのところにあります。
摂津国伊丹の昆陽野池のほとりに行基が建立、京の衣笠に移された後、1589年に豊臣秀吉が、現在地の地に移しました。
花が落ちず、花びらが一枚づつ落ちる椿「五色八重散椿」は、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰り、豊臣秀吉に献上したということです。
現在の散り椿は二代目で、樹齢は120年とのことです。

「散り椿」の御朱印は、散り椿が咲く季節のみ頂く事が出来るようです。

地蔵院 散り椿
地蔵院 散り椿

 

早春の京都府立植物園 March, 2019

クロッカス

カタクリ

ユキワリイチゲ

ゲンカイツツジ

ヒュウガミズキ
ヒュウガミズキ

ダンコウバイ

ハチジョウキブシ

水仙・風信子・ショウジョウバカマ・ツワブキ・諸葛菜(ハナダイコン)

タチツボスミレ・ニリンソウ・ラショウモンカズラ
龍の玉・タチツボスミレ・テンニンソウ・イチリンソウ

オオスミリウ

猫柳

猫柳
猫柳

猫柳の花が咲き始めました。
猫柳は雌雄異株で、雄花は雌花に比べて大きく、黄色に紅色が混じります。

イヌノフグリ

イヌノフグリ 敦賀市 中池見湿地

別名「星の瞳」…こちらの名前のほうがいいかもしれませんね。

大好きな詩のひとつを紹介します。

イヌノフグリ  片岡文雄

共通語だったら

これが イヌノフグリなの
教えて下すった女先生は
メガネいっぱいに笑っておられる
かわいいでしょ
とつまみあげられた
ぼくは犬のふぐりのかたちを探した
犬から ぽおおんと
もぎとったものは
しかし どうしても見えなかった
先生は もうずんずん
堤の先を行っておられた
淡いむらさきの花
あらわで さっぱりと
あるかなきかをくるんでいる
葉っぱ
これが イヌノフグリなの
と教えて下すった先生の
にこっとなさるメガネに
いまも イヌノフグリが
咲いて見える。

高知ぢゃったら

これが
イヌノフグリと言わぁね
そう言うて若いオナゴの先生は
メガネいっぱいに笑いよる
かわいらしいろうがね
そう言うて 小指をぴんとはねてからに
オナゴ先生はつまみあげよる

ぼかあ フグリちなんかわからんき
フグリちなんぞ?
海におるフグみたようなもんか?
と問うてみた
あら あんた知らんが?
と言うてから
オナゴ先生はぽおっと顔を赤うにしよる
けんど言うてくれた
子犬の股に付いちょるもんよね
あんたの股にも付いちょるもんよね

そうわかると ぼかあ
犬のふぐりのかたちになっちょるかどうか
みんなあが糸目と言うてぼくをバカにする
ちんまい目を引きしゃいて見てみた
けんど
犬から ぽおーんともぎ取っちょるもんは
どういても見えん
ぼくのがみやようなもんも
どういても見えん

オナゴ先生は もうずんずん
堤防の先を行きよる

これが
イヌノフグリと言わあね
と教えてくれたオナゴ先生の
にこにこしよるメガネに
いまも
イヌノフグリが咲いて見えよる。

詩集「いごっそうの唄」より…

ミツマタ

ミツマタ

名前の由来は、枝が三つに分かれることから。万葉の時代には三枝(サキクサ)と呼ばれていたようです。和紙の原料でもありますね >^_^<

春さればまず さきくさ(三枝)のさき(幸)くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹  柿本人麻呂

オウレン

オウレン 敦賀市 中池見湿地

中池見湿地でオウレンに出会いました。ほんとに小さい花なので見過ごしてしまうところでした。小さな春の発見 (#^^#)