朽木 興聖寺

滋賀県 旧朽木村にある興聖寺へ行ってきました。司馬遼太郎の「街道をゆく」にもこのお寺についての一節があります。近江の守護佐々木信綱の菩提寺として寛元元年(1243)に創建されました。街道より山を少し登ったところにある興聖寺の境内は禅寺らしい簡素で静かな佇まい。楓はまだ薄紅葉、来週あたりは、すっかり紅葉していそうです。

旧朽木村は、12代将軍足利義晴、13代将軍義輝が京都の兵乱を避けて数年間滞在して地。当時、将軍の居館に造られた庭園が、興聖寺の境内に残されています。<旧秀隣寺庭園(足利庭園)>と呼ばれ、安曇川の清流と比良山系を借景とした武家庭園のつくりになっています。

佐川美術館

熊川宿より国道365号、通称鯖街道を南進し、花折峠を下ると「途中」の交差点に差しかかる。この交差点を右に曲がれば大原へ、左へ曲がれば堅田に至る。
今日は、左へ曲がり直進。ほどなく琵琶湖大橋が見えてくる。天気が良い日の琵琶湖大橋は、本当に気持ちが良いほど美しい。琵琶湖大橋を渡り右折。さざなみ街道を進むこと数分で佐川美術館に到着。

企画展「生誕100年山下清 展」を見るだけで二時間を費やしてしまった。朝早くから来ていたので、軽食と珈琲で一休み。佐藤忠良の彫像、平山郁夫の絵画を観た後、楽しみにしていた樂 直入(樂家 第十五代樂吉左衛門)の茶器を最後に鑑賞。
地下一階に設けられた展示室は、樂 直入自らが設計・監修をおこなったとのこと。展示室そのものが作品であるかのよう。展示室には主に2000年以降に作陶された作品が光の中に展示されていた。写真に撮れないのがまことに残念。

すっかり佐川美術館を堪能し、このあとは、三大神社の砂擦りの藤を見てから、浮御堂へ行くことに。砂擦りの藤はいつもながらの美しさ、見頃には少し早く、これからというところ。

浮御堂を終えて、帰路へ。その前に、堅田の蕎麦処、幸湖路(こころ)さんへ。とっても美味しいという噂は間違いなく、自宅からだと車で一時間少々の距離なので、また来よう。

座禅草 & 冬季限定の蕎麦処

敦賀市での所用が十時頃に終わり、あとはフリータイム。近江今津の座禅草を久しぶりに見て、箱館蕎麦をいただいて帰ることにしました。
敦賀市より国道161号を一時間ほど南下、ほどなく近江今津に至ります。
座禅草 ザゼンソウ
高島市今津町弘川は座禅草の群生地。見頃を迎えていました。座禅草はサトイモ科の多年草。姿を見ればその名に相応しく、いいお姿で春の訪れを知らせているようでした。
箱館蕎麦 鴫野
滋賀県箱館山麓でとれた香り高い蕎麦の実を使用した冬季限定のそば処。12月10日~3月10日に限っての営業。終了日まで後数日とあってか、平日にもかかわらず、12時前にはすでに満席、お店の外で待つ人も多く、一時間ほど待つことになりました。
待つも楽しみ (#^.^#)
箱館山麓のそばを使用した八割蕎麦。腰の強い八割蕎麦、香りもよく堪能いたしました。

座禅草 今津町弘川

箱館そば 鴫野

疋田駅

近江八幡市 毛利志満 本店

初老のお祝いで娘一家と近江八幡の毛利志満 本店へ・・・
ステーキかすき焼きか迷いましたが、ステーキで。ヒレもサーロインもとろけるような美味しさ、流石、近江牛の名店です。
毛利志満というお店の名前。「髪のほどの益で商いのたす店」の意と、色紙を読んで知りました。

永昌庵でランチ

久しぶりの永昌庵・・・美味しかったです (#^.^#) お蕎麦はもちろんのこと、とちあげ餅も美味でした。

草津市 三大神社 砂擦りの藤

伊吹の里、三大神社の「砂擦りの藤」を見に行ってきました。

熊川宿より鯖街道を南下、「途中」の交差点を左折、和邇川沿いに車を進めると1時間ほどで琵琶湖大橋に至ります。湖西から湖東へ渡り、琵琶湖を右手に見ながら「さざなみ街道」を行くこと10分。天気もよろしく、湖畔沿いの志那の駐車場に車を止め、ここより歩いていくことにしました。綺麗に耕された畑が広がり、用水路には亀や小魚。道端にはマツバウンランの花がいっぱい。

30分ほど歩いたところで、三大神社に到着。三大神社の祭神は志那津彦命と志那津姫命、条里集落の遺構地吉田の中心にあるとの説明。条里制というのは,大化の改新のおり、班田収授法に基づく日本最古の計画的な地割りだそうで、6町(360 歩,約 648m)四方の碁盤目状の地割りに沿った道路や用水路が特徴的であるとのこと…ここまで歩いてきた美しい田園風景を思い出したしだいです。

三大神社の藤は、穂が地面に擦るほど長くなることから「砂擦りの藤」と呼ばれる見事な古藤。いい景色でした。