カムカム エヴリバディ

Come Come Everybody
Jazz Collection Original Soundtrack

可笑しみの中に切なさがあると言っていいのか、切なさの中に可笑しみがあると言っていいのか迷いますが、毎朝が楽しみとなってしまったNHKの朝ドラ 「カムカム エヴリバディ」
メインテーマのサックスが素敵だなぁと思っていたところ、演奏が渡辺貞夫さんと知り、CDを買ってしまいました。

ドラマの時代背景を追うようにディキシーランド・ジャズ、スゥイング・ジャズ、ハードバップ、ファンキー・ジャズが編み込まれ、ドラマ全編を彩ります。
音楽担当は米米CLUBの金子隆博さん。演奏には、金子さん率いるビッグ・ホーンズ・ビーの面々、MITCHさんらの他、大御所 北村英治さん、渡辺貞夫さんが参加。
ジャズ・スタンダードのカヴァ―と新たに書き下ろされたナンバーがとっても楽しい二枚組。
聴いているととっても明るい気分に・・・いい買い物でした (#^^#)

中村吉右衛門 熊谷陣屋

昨晩、NHKで「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」がノーカットで放映され、中村吉右衛門さん渾身の舞台を偲ばせていただきました。

一枝を伐らば、一指を剪るべし
源氏の武将熊谷次郎直実の陣屋、源義経が、熊谷が持ち帰った平氏の若武者平敦盛の首実検を行います。その場には、熊谷の妻 相模と敦盛の母 藤の方が居合わせています。
しかし、熊谷が差し出したその首は、敦盛のものではなく、熊谷の息子 小次郎のものでした。熊谷は、取り乱す妻と藤の方を制し、「一枝を伐らば、一指を剪るべし」と書かれた義経の主命の制札を手に義経の言葉を待ちます。義経は、身替りの首を実検し、敦盛に間違いなしと断言します。

義経は「一枝を伐らば、一指を剪るべし」の制札に事寄せ、熊谷直実に、敵の武将 平敦盛の命を助けよと命じていたのでした。
熊谷は主命にこたえるため、同じ年頃の息子小次郎の首を身替りにしたのです。

敦盛を救う務めを果たした直実は、義経に出家を願います。墨染めの衣に身をつつみ、息子小次郎が生まれてからの十六年が夢のようと、立ち去っていきます。

大義の前に、わが子の命さえも犠牲にするのが武士の社会であったとは言え、子を討った悲しみと嘆きに涙した吉右衛門さん渾身の舞台でした。

栞 朝霞

栞 朝霞
朝の霧は朝霞~あさか~と呼ばれています。東雲の刻、東の空に舞いこむ霧の情景を栞におさめました。革に紺色の色漆を塗りこみ漆が乾く前にプラチナ箔を蒔いています。箔を蒔いていくため同じデザインにはなりません。全てが一点もので世界にひとつの栞です。栞の長さは文庫本の長さに収まる長さになります。

神楽工房はしもと 篤工房
「漆革」の技法と「箔押し」の技法を活かし制作を行っている革製品の専門工房です。

KGBの男-冷戦史上最大の二重スパイ

The Spy and the Traitor
KGBの男-冷戦史上最大の二重スパイ ベン・マッキンタイアー

サマーセット・モームやジョン・ル・カレのスパイ小説を凌駕する面白さ。
本書はKGBの上級職員でありながら英国情報機関MI6の協力者となったオレーク・ゴルジェフスキー氏および関係者への取材に基づく実録。巻頭の東西情報員たちの写真も興味深く、数枚の写真は、当時、極秘の写真であったことでしょう。
ゴルジェフスキ―氏がMI6の協力者となったのは1974年。MI6は、氏の正体がKGBに露見した場合に備え、氏をソ連から英国へ脱出させる計画を同時進行しつつ、情報活動をすすめます。・・・1985年7月、脱出計画作戦名「ピムリコ」が発動されます。
大韓航空機撃墜事件、フォークランド紛争、グラスノチ、ペレストロイカ、ベルリンの壁等々の言葉が思い出される時代のドキュメンタリー。インテリジェンスと外交、情報機関と政府との関係など興味深い事実を知ることができました。

情報機関は対象国内に情報提供者・協力者・工作者をリクルートし情報活動を行うのが常道。リクルートの対象となるのは対象国の役人、政治家、ジャーナリスト、財界人など政治経済、世論の形成に影響力をもつ人々。
マーガレット・サッチャー(保守党)が首相を務めていたとき、労働党の党首であったマイケル・フット氏が、ソ連側の情報協力者として多額の報酬を受け取っていたというのは驚きでした。フット氏はこのことが公になった時、名誉棄損の訴訟をおこし勝訴していますが、レーニンの言うところの「有益な愚か者」であったのかもしれません。「有益な愚か者」とは、うまく利用すれば、本人の自覚なしに、操縦者の意図する目的に賛同させることもなく、こちらのプロパガンダを広めさせることができる人物の意だそうです。   

ある情報機関幹部は、対象国のスパイをスカウトする際、以下の助言を情報員に与えたということです。
「運命や生来的特徴によって傷ついているものを探せ。・・・劣等感にさいなまれている者、権力や影響力を求めているが不利な境遇のため挫折した者たちだ。」
スパイ活動を行う四つの動機は、MICE・・・Money(金銭)、Ideology(イデオロギー)、Coercion(強制)、Ego(自尊心)なのだそうです。金銭的報酬を与えること、弱みを握り恐喝すること、政治的信条により共感させること、社会的認知を与えることにより自尊心を満足させることにより、対象人物をスパイとしてリクルートしていくことができると・・・なるほどと納得した次第です。

実生窯さん in 若狭

越前焼 実生窯さんが若狭町「きららの湯」で今日から日曜日まで、出張販売されるというので、さっそく行ってきました。
粉引きの器が美しく、毎年、花器や食器を買い求めるのを楽しみのひとつにしています。
今日はめし椀とコップを購入 (#^^#)