高成寺の椿

青井山高成寺
小浜市小浜公園を後瀬山のほうむ向かって歩いていくと、右手に高成寺の山門が端正な佇まいを見せています。
高成寺は、足利尊氏が国分寺の制にならい、全国に建立した安国寺のひとつです。 暦応2年(1339)建立の名刹です。

空印寺 八百比丘尼の椿 February, 2020

小浜市 空印寺

幕府大老 酒井忠勝候の菩提寺である空印寺は小浜市後瀬山の麓にある。空印寺には、八百比丘尼が入定したという洞窟があり、入口には椿が植えられている。

伝えられるところによると、その昔、小浜に住む長者の娘が、知らずして人魚の肉を食べ不老不死の身となってしまう。娘は、家族や親戚縁者が年老い亡くなっていく中で、不老不死の我が身を憂い仏門に入る。諸国遊行の末、故郷、若狭小浜に戻ったあと、即身成仏を願い入定したというのがこの洞窟である。
椿の花を愛した比丘尼は、洞窟の入り口に椿を植え、「この椿の花が枯れたら、私が死んだと思ってください」と言い残し、洞窟の中に入ったという。
他にも、この洞窟には不思議な話が残されていて、空印寺の住職が洞窟の奥へと入っていったところ、京都丹波の山中に出てしまったというのである。
残念なことに、数十年前、近くで行われた鉄道工事の際、洞窟は落盤。数メートル進んだところで通路が塞がってしまい、もはや確かめるすべがない。

高校生の頃、それでも興味があって友達とこの洞窟に入ったことがあるのだけれど、久しぶりに訪れたら、洞窟の前に、「危険なため立ち入り禁止」の看板が置かれていた。

鯖街道 熊川宿の珈琲屋さん

東京のSol’s Coffeeさんが熊川宿にお店を出されたということを知り、美術館に行った帰りに寄ってみました。小腹が空いていたので軽食と「本日の珈琲」とメニューにあったインドネシア・リントン・ラスナを注文。普段は、ネスカフェ バリスタがもっぱらなので、久しぶりの焙煎 >^_^<  スパイシーな香りが素敵な美味しい珈琲でした。

敦賀半島 常宮神社の梅 February, 2020

いつもなら、今ごろは雪の中なので、敦賀半島までドライブに行くことなど思いもよらぬこと。春のような陽気に誘われて、氣比神宮から常宮神社まで足を伸ばした。
敦賀市内から海岸線に沿って敦賀半島を北上すると、やがて左手に常宮神社の鳥居が見える。常宮神社の創建は、大宝三年(703年)。氣比神宮の祭神・仲哀天皇(第十四代天皇・ 日本武尊の二子)の妻である神功皇后が祀られている。
暖冬の今年ならでは、初めてこの時期、常宮神社の梅の花を見ることができた。

紅梅
常宮神社
紅梅