妙祐寺の枝垂れ桜が丁度見頃の時に行けたのは初めてのことでした。お天気もよく、青空に櫻が綺麗。
国道27号から湯岡橋を曲がり国道162号を南進して十数分、小浜市中居の交差点を右折。妙祐寺までの道はかなり狭く、対向車に出会うとヒヤヒヤです。
130年ほど前に、山梨県日蓮宗総本山久遠寺に参拝した檀家が苗木を持ち帰り植樹したという…高さ20m、幹回り2.5mの堂々たる一本桜です。
















妙祐寺の枝垂れ桜が丁度見頃の時に行けたのは初めてのことでした。お天気もよく、青空に櫻が綺麗。
国道27号から湯岡橋を曲がり国道162号を南進して十数分、小浜市中居の交差点を右折。妙祐寺までの道はかなり狭く、対向車に出会うとヒヤヒヤです。
130年ほど前に、山梨県日蓮宗総本山久遠寺に参拝した檀家が苗木を持ち帰り植樹したという…高さ20m、幹回り2.5mの堂々たる一本桜です。

















夜更けの公園で主人公が唄う「ゴンドラの唄」が印象に残る黒澤明監督作品「生きる」。
映画は以下のナレーションから始まります。
「・・・幽門部に胃ガンの兆候が見えるが、本人はまだそれを知らない。これがこの物語の主人公である。しかし今この男について語るのは退屈なだけだ。何故なら彼は時間を潰しているだけだからだ。彼には生きた時間がない。つまり彼は生きているとは言えないからである。・・・実際この男は20年ほど前から死んでしまったのである。その以前には少しは生きていた。少しは仕事をしようとした事もある。しかし今やそういう意欲や情熱は少しもない。そんなものは役所の煩雑すぎる機構と、それが生み出す無意味な忙しさの中で、全く磨り減らしてしまったのである。・・・本当は何もしていない。この椅子を守る事以外は。そしてこの世界では地位を守るためには何もしないのが一番いいのだ。・・・」
市役所の市民課長 渡辺勘治は、自分が癌に冒されている事を知り、放浪のような二週間を送ります。
「人生の主人公になろうとするために人生楽しく生きることに貪欲になることが重要」という知人と行動を共にしますが、心は満たされません。
別の知人からは、「自分は息子のために耐えてきた。」という勘治の愚痴に、「息子のせいにしてるけど、それは自分で決めたことでしょう。」と言われ、返す言葉を失ってしまいます。
そんな中、「私はただ毎日働いているだけ。課長さんも何かつくってみたら。」という言葉に、「自分にもできることがある」と・・・
限られた時間の中、ようやく彼に輝くような生きる時間が返ってくるのです。
「時危うくして偉人を思う」という言葉があります。
偉人とは、立派な地位にある人という意味ではなく、一国の良心ともいうべき人のことであり、市井にあって良心にしたがい大地の塩となって力を尽くす人のことだと教えを受けたことを映画を観て思い出しました。

この日は公共交通機関を使わない方針。二条城をあとに、けっこう歩き回ったのでお腹もペコペコ、以前から行ってみようと思っていた竹屋町の定食屋まる福さんへ。
やっと着いたと思ったらお店には本日休業の看板。
仕方なく、千本通りを丸太町通りから少し上がったところに確かうどん屋さんがあったはずと向かいました。しかし、かつて見知ったお店は無く、かわりに小粋な風情のフレンチのお店が… お店を覗いてみると「今日のランチはコースのみなんですが…」とのこと、空きっ腹がもう待てないと言っているので予定を大幅に変更、二つ返事でこのお店に決定。
お店の名前も見ずにはいったのですが、「阿さひ et Rive gauche (あさひと左岸)」という不思議な名前のお店。
後でネットで知ったのですが…川端通りでフレンチレストラン「リヴ・ゴォシュ」を営んでいたうどん屋「阿さひ」さんの息子さんが、お店を実家に移転。普段は、昼はうどん屋、夜はフレンチレストランとして営業されているということでした。(この日は特別だったのだ。)
パリのセーヌ川を境に北側を右岸(リヴ・ドロワ)、南側を左岸(リヴ・ゴーシュ)と呼び、その昔「パリでは右岸でお金を遣い、左岸で頭を使う」と言われていたそうで、「阿さひ et Rive gauche」・・・なかなか粋な名前ですね。(右岸=お金持ち系、左岸=芸術・文化系の意味らしいです。)

とても気さくなもてなしと美味しい料理で、心地よいランチタイムとなりました。デザートのあとは、素敵な焼き物にいれられたほうじ茶、いい感じでした。どこの焼き物ですかと尋ねたら、「清水焼を習っていて自作です。」とのこと…
災い転じて福となす。機会があれば、また来たいなと思うお店でした。

所用をすませた後、渉成園に寄りました。連休初日ですが界隈に人混みは無く、静かな佇まいの中、初春の草花を愉しめました。
渉成園は、東本願寺の別邸。東本願寺から烏丸通りを東に渡ったところにあります。
渉成園は陶淵明の「帰去来」の一節「園日渉面以成趣・・・園、日に渉って以って趣を成す」から採られた名前です。生垣に枳殻(からたち)が植えられていることから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。
庭は、詩仙堂を開いた石川丈山の作と伝えられ、趣のある池泉回遊式庭園となっています。
現在の建物は、蛤御門の変(1864年)で炎上のあと、再建されたものです。


躑躅
ツツジは漢字で「躑躅」と書きますが、躑躅(てきちょく)は「行っては止まる」という意味があるそうです。人を引きとめる美しさからこの漢字を当てるようになったとか、毒性のあるツツジを羊が食べたところ、二、三歩足踏みしてからうずくまってしまったという言われからこの漢字を使うようになったとか、諸説あるようです。

馬酔木(アセビ)
アセビもツツジと同じツツジ科。馬がアセビの葉を食べたところ酔ったようにふらついたということからこの漢字を使うようになったとのこと。
傍花閣のかたわらに一番桜である修善寺寒桜(シュゼンジカンザクラ)が咲いていました。



独り句の推敲をして遅き日を 虚子

愕然としてひるねさめたる一人哉 碧梧桐





トサミズキ

雪柳



水仙





枝垂れ桜









