阿さひ et Rive gauche

阿さひ et Rive gauche

この日は公共交通機関を使わない方針。二条城をあとに、けっこう歩き回ったのでお腹もペコペコ、以前から行ってみようと思っていた竹屋町の定食屋まる福さんへ。
やっと着いたと思ったらお店には本日休業の看板。
仕方なく、千本通りを丸太町通りから少し上がったところに確かうどん屋さんがあったはずと向かいました。しかし、かつて見知ったお店は無く、かわりに小粋な風情のフレンチのお店が… お店を覗いてみると「今日のランチはコースのみなんですが…」とのこと、空きっ腹がもう待てないと言っているので予定を大幅に変更、二つ返事でこのお店に決定。

お店の名前も見ずにはいったのですが、「阿さひ et Rive gauche (あさひと左岸)」という不思議な名前のお店。
後でネットで知ったのですが…川端通りでフレンチレストラン「リヴ・ゴォシュ」を営んでいたうどん屋「阿さひ」さんの息子さんが、お店を実家に移転。普段は、昼はうどん屋、夜はフレンチレストランとして営業されているということでした。(この日は特別だったのだ。)

パリのセーヌ川を境に北側を右岸(リヴ・ドロワ)、南側を左岸(リヴ・ゴーシュ)と呼び、その昔「パリでは右岸でお金を遣い、左岸で頭を使う」と言われていたそうで、「阿さひ et Rive gauche」・・・なかなか粋な名前ですね。(右岸=お金持ち系、左岸=芸術・文化系の意味らしいです。)

阿さひ et Rive gauche

とても気さくなもてなしと美味しい料理で、心地よいランチタイムとなりました。デザートのあとは、素敵な焼き物にいれられたほうじ茶、いい感じでした。どこの焼き物ですかと尋ねたら、「清水焼を習っていて自作です。」とのこと…
災い転じて福となす。機会があれば、また来たいなと思うお店でした。

阿さひ et Rive gauche