鵜の瀬の桜

鵜の瀬は、小浜市に流れる遠敷川の中流にあり、三月二日に行われる「お水送り」の神事が行われるところです。白と黒の二羽の鵜が岩から飛び出し、香水のような甘い水が湧き出したとの言い伝えが名の由来のようです。

鵜の瀬 小浜市下根来

鵜の瀬から少し上流のほうに歩くと東側に白石神社があります。御祭神は若狭彦こと遠敷明神。

白石神社 小浜市下根来

遠敷明神は、魚釣りに熱中するあまり、東大寺の「修二会」の勧請に遅刻。そのお詫びとして十一面観音にお供えする閼伽水を送ることを約束しました。これが、若狭神宮寺「お水送り」、東大寺二月堂「お水取り」の神事の始まりと伝えられています。近くに群生している椿がとても綺麗です。

白石神社の椿