ロシア・ウクライナ料理の老舗「キエフ」があるのは、南座より四条通を渡ったところにある「鴨東ビル」の六階。
何回か寄ったことがありますが、ボルシチとピロシキが楽しみ。店内はとってもアットホームな雰囲気で、ゆったりと料理を楽しめます。
創業者は加藤登紀子さんの父 加藤幸四郎さん。1972年、その前年に京都市とキエフ市が姉妹友好都市になったのを機に、新宿で営業していたロシア・レストラン「スンガリー」の二号店として開業されました。（スンガリーの創業は1957年）
加藤幸四郎さんは、満州鉄道 ハルビンで働き、終戦後は一時期芸能事務所に勤務、藤田まことさんの名付け親としても知られている方です。
「ほろ酔いコンサート」と銘打った加藤登紀子さんのコンサートに行ったのはもう十数年ほど前の事。場所は祇園の歌舞練場でした。
入場すると ～酒は大関心意気～ の「大関」の升酒が一人一杯振る舞われ、いい調子になって、中の売店で追加購入する方もちらほら。ほろ酔いの人、酔っ払いの人、和気あいあいと大いに盛り上がったコンサートでした。この時いただいた升はいまも記念に持っていて、時々使っています。
さて、この時、「レストラン キエフで、年二回ライブコンサートを行っていて、その時は店内に父の肖像画を飾るようにしています」というようなことを話されていました。以来、一度キエフで加藤登紀子さんの歌を聴きたいなと思っていましたが、なかなか日が合わなかったり、日があったときはすでに満席だったりと、今回、やっと行くことができそうです。気が早いですが、楽しみな十月九日。
