三月の末、蛤御門近くの京都御所西駐車場に車を止めて、懐かしい場所を歩いてきました。
たまたまこの日、「京都御所 宮廷文化の紹介」として雅楽の特別公演が行われていて、生の雅楽に初めて触れることができました。はるか昔から流れ続けているような不思議の魅力のある舞と調べ、満開の紫宸殿の左近の桜、青空のもと、いい景色でした。
桜の母校を歩き、烏丸通上立売より相国寺境内に入ると左手に相国寺の塔頭のひとつ瑞春院があります。瑞春院は水上勉の「雁の寺」のモデルとなった寺院、残念ながら一般の参観は受け付けていらっしゃらないようです。
今出川通りを東へ進み、出町柳商店街へ。昭和の景色がそのままに。あちらこちらのお店を楽しくのぞきました。「ふたば」さんの豆餅を久しぶりにと思いましたが、ものすごい行列で断念。
出町橋を渡り、旧三井家下鴨別邸へ。一階と庭園のみの公開でしたが、春の庭園で一休み。下鴨神社では、みずみくじ。懐かしい光景でした。
お茶でも飲んで休憩をと下鴨神社より北へ。茶寮「宝泉」で一休み。生菓子「春の風」と抹茶をいただきながら、庭の景色を楽しみました。
少しまだ時間があるので、枳殻邸の桜を見て帰ることにするかと北大路を烏丸まで歩き、地下鉄で京都駅へ。春の庭園を楽しんできました。けっこう歩いた京の散歩、たのしかったです。