十薬とも呼ばれるドクダミ。とても繁殖力が強く、次から次へとあちらこちらに顔を出しています (#^.^#)
ドクダミ茶用に、摘んで干している最中です。
ドクダミ
カティンの森
カティンの森 アンジェイ・ワイダ監督作品
「カティンの森事件」を扱ったポーランド映画をアマゾン・プライムで観ました。
「カティンの森事件」とは,第二次世界大戦中,約22,000人のポーランド人が,ソビエト連邦の兵士によって虐殺された事件のことです。
アンジェイ・ワイダ監督自身の父も同事件の犠牲者の一人でした。構想50年,製作に17年をかけた作品。撮影は『戦場のピアニスト』で知られるポーランド出身のパヴェウ・エデルマン。ワルシャワでの劇場公開は2007年9月。
「カティンの森事件」
1939年,ドイツは「ドイツ・ポーランド不可侵条約」を破棄しポーランドに侵攻。同年,ソ連も「ソ連・ポーランド不可侵条約」を破棄し,旧ポーランド東部地域を侵略・併合。多数のポーランド人捕虜をソ連領内に連れさり,その多くを虐殺しました。
1941年,ドイツが,「独ソ不可侵条約」を破棄し,ソ連に侵攻。カティンにおいて多くのポーランド人が虐殺された現場を発見し,これを公表しますが,ソ連は虐殺を行ったのは,ドイツ軍であると主張します。
1945年,ドイツは敗北。第二次世界大戦が終了します。ソ連は,親ソ派のポーランド人共産主義者をトップに据え,ソ連の衛星国とも言うべき「ポーランド人民共和国」をつくります。以後,「カティンの事件」はドイツ軍が行ったものとされ,ポーランド国内において事件の真相に触れることはタブーとなります。
1987年,ゴルバチョフがソ連共産党書記長に就任。ソ連とポーランドによる「カティンの森事件」に関する合同調査が開始されます。
1990年,ソ連は事件の非を認め,公式にポーランドに謝罪。事件が起こってから50年を経て,やっとその真相が明らかにされました。
映画はドキュメンタリーを観るかのよう。真実を語るには,正義を行うには,自分の生命を賭す覚悟がいる社会と時代が淡々と描かれます。カティンの森の映像は凄惨でした。