佐川美術館

熊川宿より国道365号、通称鯖街道を南進し、花折峠を下ると「途中」の交差点に差しかかる。この交差点を右に曲がれば大原へ、左へ曲がれば堅田に至る。
今日は、左へ曲がり直進。ほどなく琵琶湖大橋が見えてくる。天気が良い日の琵琶湖大橋は、本当に気持ちが良いほど美しい。琵琶湖大橋を渡り右折。さざなみ街道を進むこと数分で佐川美術館に到着。

企画展「生誕100年山下清 展」を見るだけで二時間を費やしてしまった。朝早くから来ていたので、軽食と珈琲で一休み。佐藤忠良の彫像、平山郁夫の絵画を観た後、楽しみにしていた樂 直入(樂家 第十五代樂吉左衛門)の茶器を最後に鑑賞。
地下一階に設けられた展示室は、樂 直入自らが設計・監修をおこなったとのこと。展示室そのものが作品であるかのよう。展示室には主に2000年以降に作陶された作品が光の中に展示されていた。写真に撮れないのがまことに残念。

すっかり佐川美術館を堪能し、このあとは、三大神社の砂擦りの藤を見てから、浮御堂へ行くことに。砂擦りの藤はいつもながらの美しさ、見頃には少し早く、これからというところ。

浮御堂を終えて、帰路へ。その前に、堅田の蕎麦処、幸湖路(こころ)さんへ。とっても美味しいという噂は間違いなく、自宅からだと車で一時間少々の距離なので、また来よう。