百合とサルトリイバラ

百合とサルトリイバラ

サルトリイバラは棘があり猿も引っかかるというのでこの名になったとか。別名 山帰来。私の住んでいる処では、柏の葉で包んでかしわ餅にしますが、山帰来の葉で包んだお餅やお饅頭もありますね。

ニゲラ 黒種草

英名は、”Love in a mist” と “Devil in a bush” … 「愛」と「悪魔」の二つ名。

今年は、ドライフラワーにしてみようかなと…

豊春会 春の能 May, 2019

豊春会 春の能

懇意にしている方の御招待で、京都の金剛能楽堂「豊春会 春の能」へ行ってきました。
豊嶋弥左衛門襲名の初能ということで、演目は「熊野」「石橋」、狂言は「口真似」でした。
暖かい心遣いを受け、正面一番前の席で観劇させていただきました。優美な「熊野」の舞、それとは対照に豪壮華麗で躍動感に満ちた「石橋」、狂言「口真似」はとても面白く、雅な時間をすごさせていただきました。

観能後、以下のお話をお伺いし、能が益々好きになりました。学んでいきたいと思います >^_^<
「熊野の舞は中の舞です。序の舞・破の舞・・急の舞・他色々ありますが序の舞がいちばん緩やか。一番力がいります。80歳の師が重い唐絹纏い能に耐えることは日頃の訓練も大変なものです。面(おもて)の使い方なども深く見ていくと色々発見がありますよ。上向きは(照り)下向くと翳り(かげり)同じ面でも全く表情がちがいます。色々学んで観るととても奥深いものです。石橋の飛んだり跳ねたりこれは歩数を間違えると怪我のもと。面の目穴はちいさいので視野がすごく狭くよくみえないのです。昨日は迫力がありましたね。若手の方の”お開き”だったようです。」

◆「熊野」豊嶋彌左衛門

いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東の花や散るらん

時は平氏の全盛期。平宗盛の愛妾熊野(ゆや)のもとに、母の病が重くなったとの手紙が届く。手紙を読んだ熊野は、母の住む遠江の国に戻りたいと宗盛に願う。しかし、宗盛はこの願いを聞き入れず、「この春ばかりの花見の友と思ひ留め置きて候」と清水へ花見の同行を熊野に命ずる。

心ならずも熊野は、酒宴で舞を舞うが、折悪しく村雨が花を散らす。それを見た熊野は、
「いかにせん都の春も惜しけれど、馴れし東の花や散るらん」 … と歌を詠む。

宗盛は、この歌に感じ入り、熊野に母の待つ故郷に帰ることを許す。
「東路さして行く道の。やがて休ろう逢坂の。関の戸ざしも心して。明けゆく跡の山見えて。花を見捨つるかりがねの。それは越路われはまた。あずまに帰る名残かな。」

◆ 「石橋 和合連獅子」豊嶋幸洋

仏跡を巡る旅を続ける寂昭法師は、中国の清涼山(しょうりょうぜん)にある石橋に着く。すると、ひとりの樵夫(きこり)が現れ、「橋の向こうは文殊菩薩の浄土であり、この橋は人が容易に渡れるものではない。ここで待てば奇瑞を見るだろう。」と告げ、姿を消す。
樵夫の言葉通り待っていると、橋の向こうから文殊の使いである獅子が現われる。獅子は、咲き誇る牡丹の花に戯れ、勇壮な獅子舞を披露する。

◆ ランチ

ア ラ シャラモン | à la Chalamont

ランチは、金剛能楽堂近くのフレンチレストランで。
店名の「シャラモン」は、フランスの田舎にある村の名前だそうです。以前から一度行ってみたいと思っていたレストラン。美味しかったです >^_^<

ア ラ シャラモン | à la Chalamont
Tel&Fax : 075-441-0170
〒602-8004 京都市上京区西鷹司町13

ペルビアナ

ペルビアナ

イベリア半島、イタリア、北西アフリカの道ばたや草原、牧草地に自生しているそうです。
peruviana..花の名の由来は、スペイン南部で見つけたこの花を英国に持ち帰った際の船の名前が「The Peru」だったことから…(^^♪