若狭の丁稚羊羹

丁稚羊羹

丁稚羊羹(でっちようかん)は当地の甘い冬の味覚。
甘さほどほど、普通の羊羹や水羊羹よりも柔らかく、ひんやりと口の中でとろけ、とても上品な味がします。冬になると和菓子屋の店頭にこの丁稚羊羹がならびますが、甘さや固さは店により多少の違いがあり、好みの店を探すのも愉しみ。
同じ福井では大野市も丁稚羊羹が有名で、一度、大野の丁稚羊羹も食べてみたいなと…( ^^) _U~~材料はこし餡と白砂糖、寒天のみ、隠し味に塩を少々。簡単につくれるので自宅で作られる方も多いです。保存料はつかわないのでいたみやすく、冬場でも出来上がったらその日のうちに食べるのが常です。

作り方

  1. こし餡をつくる…小豆を一晩水につけ、柔らかくなったところで白砂糖を加えて煮詰める。隠し味に塩を少々。
  2. 出来上がったこし餡を、溶かした寒天の中に入れて煮込む。
  3. バットに流し込み、暖気のない場所に置き、自然に固まっていくのを待つ。寒天とこし餡が分離しないように、様子を見ながら時おりやさしくゆっくりかき混ぜる。
  4. 固まったら直方体に切って出来上がり。
    • 早く固めるためにバットを冷蔵庫にいれたり、雪の上に置いたりすると、寒天とこし餡が分離し二層になりやすく、見た目も味も落ちますので注意が必要です。