さて敦賀市を離れ越前海岸を北上、南越前町にある「北前船」船主の館 右近家へ・・・
北前船
北前船は函館から日本海の各地に寄港、下関より瀬戸内海に入り大阪に至る航路をたどる商いをしていました。
もともとは、近江商人が函館で買い付けした鰊などを敦賀の港へ運ぶための運送業がことのおこりであったようです。世情の変化により近江商人が撤退、船主自らが商いを始めました。最盛期は一隻、一回の航海で現在の金額にして約一億円の利益があがったそうです。北前船五大船主に数えられる右近家は三十隻もの船を所有していました。
時流はかわり、右近家は保険業に携わります。日本海上保険(現在の損保ジャパン)の社長を務めたということでした。
豪華夕食つきのツアーでしたが、夕方所用があったので残念ながらここで退散 (#^^#)
船金庫
防水を施された木製の金庫が展示されていて拝見しました。欅と桐で造られていて、上部は鉄材がしっかりと施されています。海に落ちた時は、上下がひっくり返り、沈むことなく浮くようになっているということです。
また、しっかりとした防水機能もあるということでした。金庫の中には、お金の他、証文等が収められていて、特に証文は水につかると用をたさなくなるので、防水には工夫がなされたようです。