水仙

今日はぽかぽかとまるで3月のような陽気…
水仙が咲きはじめました (#^^#)

まだ雪が一度も降らず…雪掻きをしなくていいので嬉しいような、少し拍子抜けするような 🎵🎵

 

一月の生花

一月の花

鯨の眼

読初は成田三樹夫の「鯨の眼」

風の日にまたきかせてくれよ岩桔梗

暮に友人のfacebookで、成田三樹夫さんの句集があることを知り購入。成田三樹夫さんと言えば、この書を読むまで、悪役・敵役を演じていた俳優さんというイメージでした。

成田さんが句を詠むようになったのは、鬼籍に入る八年ほど前から。初めは、年賀状に添える句を詠まれていたらしい。癌を患った入院後は、読書のかたわら詠んだ句をノートに記されていました。ノートには句の他、読書記録、詩も記されています。
大変な読書家。リストを見て、成田さんの知的な精神世界の深さ、感性の鋭さに驚くばかり。
句集は、成田さんが亡くなられてから編纂されたもの。序文は、夫人の温子さんが書かれています。序文を読むだけでもこの書を買ってよかったと思うほど… 飾ることなく、とつとつと語られる文章に、仲睦まじいご夫婦の絆を垣間見るようで温もります。

正月早々、何回も読み直した一冊でした。

目が醒めて居どころがない
背をのばせばどこまでも天
五十億年寝返りうつやこぞことし
雀の子頭集めて宮まいり
書を捨てて風のひとふき読みに出かける
清水のむ馬ののんどや秋の空
妻の音にぐんにゃりとなる留守居かな
ものみなよく見えてきてはるかなり
力が抜けて雲になっている
海山の母のごとくや月見草
母の背やかかとに下駄のあたる音
風の音か息の音か
脚を抜かれしパンツに手が届かない
太陽べろろん去年今年
一瞬大空のすき間あり今走れ
春ゆくや煮こごりのくづれゆく
物云いたげな急須の口や秋深し
ふんどしの子等の尻みて涼をとり
陽をうけて背中をかえす椿の実
時計の音それはピノキオ妻来る日
腹ばいてひとり雛菓子みあげけり
初富士をあおいでぐるり喉ぼとけ
身の痛みひと息づつの夜長かな

糸切餅

初詣のお土産に、滋賀県 多賀大社の糸切餅をいただきました。赤青のラインがとっても美しいお餅。

糸切餅の由来は古く、元寇のころに遡ります。台風の助けにより、日本は蒙古軍の襲来という国難を免れることができました。元寇後、人々は全国の神社仏閣に感謝と平和の祈りを捧げました。この時、御神前に供えられたのが、お団子に蒙古軍の旗印である赤青三筋の線を書き、それを弓の弦で切ってつくった「糸切餅」だと言うことです。

糸切餅