大野市 武家屋敷旧内山家 June, 2020

この日、池田町にある龍双ケ滝を見にいったのですが、帰りは稗田峠を越え大野市へ降りることにし、大野市への突然の訪問となりました。

かねてから一度見たいと思っていた武家屋敷旧内山家を見学。

旧内山家は、大野藩家老内山七郎右衛門良休、その後を継いだ家老内山隆佐良隆の邸宅を改築したもの。

七郎右衛門は、藩営商店の「大野屋」を開設、銅山経営など経済面で手腕を発揮。隆佐は、蝦夷地開拓の推進、洋式帆船「大野丸」の建造、蘭学の振興、軍備の刷新等を行いました。母屋の屋根は瓦葺きですが、元々は板葺きであったということです。切妻造り、数奇屋風書院の離れがあり、母屋からの渡り廊下でつながります。また、門の脇には味噌蔵、米蔵、衣装蔵がありました。

手入れの行き届いた庭を眺めながらしばし休憩。屋敷から見える大野城も綺麗でした。

お昼になったので、久しぶりに大野のお蕎麦でもと思ったのですが、目当ての蕎麦処は、コロナ感染症の影響もあってか臨時休業中。次回のたのしみとすることにして、帰路につきました。

大野市 武家屋敷旧内山家
大野市 武家屋敷旧内山家からの大野城
大野市 武家屋敷旧内山家
大野市 武家屋敷旧内山家からの大野城

龍双ケ滝 June, 2020

ふと思い立ち、龍双ヶ滝に行ってみることにしました。滝は福井県池田町にあり、日本の滝百選に選ばれています。

国道476号から福井県道34号へ、池田町大本を通り滝に向かいます。進むにつれ路は狭くなり、対向車が来たらどうしようかと思うほどでした。

滝の近くに車が数台止められる駐車場があり、そこから少し歩くと眼前に滝が現れます。夏の木立の中、岩肌を水がほとばしるように流れ落ちる落差60メートルの分岐爆。まことに美しい滝です。滝の名は、かつてこの近くに龍双坊という修行僧が住んでいたことに由来するそうです。

滝より、さらに奥へ進むと稗田の里公園があり、稗田峠を越えれば大野市へ抜けると知りました。稗田峠は、かつて水戸天狗党が大野藩との戦いを逃れ、大野からこの峠を越へ、敦賀に向かったという記録が残されています。

当初、予定していなかったのですが、この峠を越え、大野市へ降りることにしました。こういうのも旅の愉しさのひとつです。

龍双ケ滝

龍双ケ滝
龍双ケ滝
龍双ケ滝

稗田の里公園

稗田の里公園