この日、池田町にある龍双ケ滝を見にいったのですが、帰りは稗田峠を越え大野市へ降りることにし、大野市への突然の訪問となりました。
かねてから一度見たいと思っていた武家屋敷旧内山家を見学。
旧内山家は、大野藩家老内山七郎右衛門良休、その後を継いだ家老内山隆佐良隆の邸宅を改築したもの。
七郎右衛門は、藩営商店の「大野屋」を開設、銅山経営など経済面で手腕を発揮。隆佐は、蝦夷地開拓の推進、洋式帆船「大野丸」の建造、蘭学の振興、軍備の刷新等を行いました。母屋の屋根は瓦葺きですが、元々は板葺きであったということです。切妻造り、数奇屋風書院の離れがあり、母屋からの渡り廊下でつながります。また、門の脇には味噌蔵、米蔵、衣装蔵がありました。
手入れの行き届いた庭を眺めながらしばし休憩。屋敷から見える大野城も綺麗でした。
お昼になったので、久しぶりに大野のお蕎麦でもと思ったのですが、目当ての蕎麦処は、コロナ感染症の影響もあってか臨時休業中。次回のたのしみとすることにして、帰路につきました。