小浜市 若狭湾沿岸のお店「ごえん」さんへ。「ごえん」さんは、朝、若狭湾であがった地魚を使った海鮮丼、一品料理、定食、小鉢、漬け物が美味しく、女性客や子どもづれの家族にも人気のお店です。
昼食に寄ったのですが、品書きを見て、鰭酒をいただくことに急遽方針変更。ここの鰭酒は、鰭がたっぷりなので、一杯ではもったいなく、ついつい注ぎ足しをお願いしてしまいます。
地の牡蠣のいいのがはいっているとの店主の薦めで、追加注文。お腹がいっぱいになりました。
侘助
水仙
水仙 寒い日が続いたせいか、今年は開花がいつもより遅いようです。
春隣
松 ストック ヒュウガミズキ
大野の丁稚羊羹
念願かなって、大野の丁稚羊羹をはじめて食すことができました。
大野市 美濃吉さんの丁稚羊羹。
丁稚羊羹を切り分ける時からすでにワクワク。固さ、甘さもほどよく、舌に残る黒糖の余韻が心地よい上品な味。原料に黒糖が使われていることもあってか、若狭の丁稚羊羹よりもコクがあります。
コロナ感染症のため中止となったとういうことですが、大野市では毎年「丁稚羊羹祭り」が開催されるとのこと。平常が戻った折に是非一度行ってみたいなと思います。
水仙
世界史の極意 佐藤 優
昨年秋、佐藤 優氏が菊池寛賞を受賞されたと知り、氏の著書を何冊か再読した中の一冊。
本書は「多極化する世界」「民族問題」「宗教紛争」の三章で構成されています。
筆者は、現在の状況を正確に捉え見通すため、世界史をアナロジカルに観ることが必要と説きます。「アナロジカルに歴史を見るとは、いま自分が置かれている状況を、別の時代、別の場所に生じた別の状況との類比にもとづいて理解するということ。アナロジー的思考は、論理では読み解けない、非常に複雑な出来事を前にどう行動するかを考えることに役立つ。」
ここ数年間の国内外の混乱は誰もが知る通りですが、2015年に上梓された本書をあらためて読むと、なるほどと頷くことが多いです。蟻の眼的、刹那的、煽情的な報道が多くなった時代、いい書に再会できたと思います。
アナロジカルに見た近代史の歩み・・・
- 資本主義は必然的にグローバル化を伴って、帝国主義に発展した。
- 1991年のソ連崩壊によって、再び資本主義は加速し、新・帝国主義の時代が訪れた。
- 帝国主義の時代には、資本主義がグローバル化していくため国内では貧困や格差拡大という現象が現れる。
- 冨や権力の偏在がもたらす社会不安や精神の空洞化は、社会的な紐帯を解体し、砂粒のような個人の孤立化をもたらす。そこで国家は、ナショナリズムによって人びとの統合を図る。同時に、帝国内の少数民族は、程度の差こそあれ民族自立へと動き出す。
- 「見える世界」の重視という近代の精神は、旧・帝国主義の時代に戦争という破局をもたらした。
- 現在の新・帝国主義の時代において、目には見えなくとも確実に存在するものが再浮上してくる。
アナロジカルな視点の必要性・・・
- 私たちは「見えない世界」へのセンスを磨き、国際社会の水面下で起こっていることを見極めなければならない。
- 歴史には国家によって、民族によって複数の見方がある。歴史は物語であるという原点に立ち返る必要がある。
- 立場や見方が異なれば、歴史=見方は異なる。世界には複数の歴史がる。そのことを自覚したうえで、よき物語を紡いで、伝えることが重要である。
- 戦争を避けるために、私たちはアナロジーを熟知して、歴史を物語る理性を鍛えあげていかなければならない。
若狭の丁稚羊羹
丁稚羊羹(でっちようかん)は当地の甘い冬の味覚。
甘さほどほど、普通の羊羹や水羊羹よりも柔らかく、ひんやりと口の中でとろけ、とても上品な味がします。冬になると和菓子屋の店頭にこの丁稚羊羹がならびますが、甘さや固さは店により多少の違いがあり、好みの店を探すのも愉しみ。
同じ福井では大野市も丁稚羊羹が有名で、一度、大野の丁稚羊羹も食べてみたいなと…( ^^) _U~~材料はこし餡と白砂糖、寒天のみ、隠し味に塩を少々。簡単につくれるので自宅で作られる方も多いです。保存料はつかわないのでいたみやすく、冬場でも出来上がったらその日のうちに食べるのが常です。
作り方
若松 ストック キンマサキ
小正月
ストック カーネーション 椿 ヒュウガミズキ