朽木旭屋 石臼挽き十割そば

京都に行った帰り、花折峠にある「花折」さんで、久しぶりにランチでもと寄ったのですが、平日は食事を提供していないとのことで、鯖街道を北上し、高島市朽木にある「朽木旭屋」さんで、蕎麦をいただくことにしました。
細麺でとても腰のあるお蕎麦、美味しかったです。

ところで、ここは、鯖寿司もあつかっておられ、長崎県松浦漁港で獲れる鯖をつかっておられるとか。中でも赤尾と呼ばれる鯖は絶品の味とHPにありました。・・・とびきりにいいお値段なので、何か臨時収入が入った時にでも食べてみようかと思いつつ、お店をあとにしました。

後日談…鮮魚に詳しい友人の話によれば・・・
「確かに、秋冬の九州、松浦水揚げの1キロ近いマサバは旨い。松浦水揚げの浜値が、大阪の本所や北部、京都、豊洲の市場でのセリになると、10倍位になるし、大卸は5.5%仲卸は15%利益取るし、もう一軒業者が絡んでいるとさらに抜かれるし。九州から直送はまず難しいからないね(欲しい時にない、買う量、お互いの信頼)。そういう事もあるから、私達は理解できます。」ということでした。

大原 実光院 April 2021

実光院は、勝林院の塔頭のひとつ。
ここのお庭は、四季折々に花を咲かせる山野草が植えられていて、大原に来た時は必ず寄っている寺院。
庭園中央に植えられている桜は、初秋から春にかけて花を咲かせるとても珍しい桜で不断桜と名づけられているそうです。

大原 宝泉院 April 2021

さて、寂光院をあとにし三千院へ
三千院登り口の駐車場は、どこもがらがら、おまけに無人。駐車料金を入れる箱だけが置いてありました。 

三千院門前の桜を見ながら、足を進めると、やがて勝林院に。
勝林院は、文治2年(1186年)、数百名にのぼる各宗派の僧侶が集まり、「大原問答」として知られる仏教の大論争を行った寺院。

さらに進んだところに宝泉院があります。
宝泉院は、平安末期からある勝林院住職の塔頭。なんだかんだとずいぶん歩いたので、お抹茶をいただきながら、ここのお庭を拝見することにしました。

客殿の西方にある庭は、盤桓園と名づけられ、柱がまるで額縁のよう。盤桓は、立ち去りがたいという意味だそうで、なるほど、いつまでも見ていたくなる景でした。

盤桓園の左手には、もう一つのお庭、鶴亀庭園。池の形を鶴、築山を亀、山茶花の古木を蓬莱山に見立てているとういうことです。

寺院の門をくぐった左手には、回遊しながら、岩や石、季節の花をたのしむことができる宝楽園があり、ついつい長居をしてしまいました。