小浜 米太(こめた)のからみ蕎麦

久しぶりに米太に。高校の頃は、時おりここのうどんとか蕎麦を食べに来ていました。暖簾をくぐると懐かしいお店の光景がその時のままに。

米太で蕎麦を食べるなら辛味大根をつかったからみ蕎麦。以下はお店にあるからみ蕎麦の説明です。

「煮ても焼いても美味しくない、ところがそばと合わせるとまたとない相性の良さを発揮する。当店自慢の自家栽培の辛味大根のしぼり汁とかつお節が絶妙の味を醸し出す。ツーンと痛快。思わず涙目になるからみそば」

小浜市 米太(こめた)

硬派の蕎麦というのでしょうか。旨味格別。出汁まですべていただきました >^_^<
満足、お店の近くにある小浜八幡神社を参拝して帰宅。


小浜八幡神社

小浜八幡神社の参道は、丹後街道と交差し、神社の後方には後瀬山があります。

かにかくに人は言ふとも若狭道の後瀬の山の後もあはむ君 大伴坂上大嬢

万葉

孫兵衛茶屋のとろろ蕎麦

敦賀市の中池見湿地の帰り、そのまま帰るには惜しく、孫兵衛さんによりました。涼しい秋の気候となり、あたたかい蕎麦もいいかと、自然薯とろろ蕎麦を…
自然薯と生卵がほどよく蕎麦に絡み、少し濃い目の出汁もほどよく、美味しいお昼をいただきました。

孫兵衛茶屋は、敦賀市新道の国道8号(塩津街道)沿い福井県と滋賀県の県境の峠にある西村孫兵衛家のお店。
西村家の母屋は、国道をはさんだ向かいにあります。

西村家は村上源氏の血をひき、この峠を開拓、北陸街道の要所に問屋を営んだ旧家です。松芭蕉とのゆかりも深く、芭蕉の弟子素龍が清書した「おくのほそ道素龍本(国重要文化財)」を秘蔵されています。
本宅には芭蕉翁松風塚と称す素敵な庭園があると伺いましたが、機会があれば拝見させていただきなと茶屋をあとにしました。

松風の落葉か水の音すゝし 芭蕉

孫兵衛茶屋 自然薯とろろ蕎麦

水葵 ミズアオイ

水田雑草として知られる花ですが、除草剤等の影響で生育環境が悪化し、ほとんど見ることができなくなりました。
敦賀市の中池見湿地の水田で撮った一枚。ここは昔ながらの自然環境が保全されているので、毎年、見ることができます。

ミズアオイ

おろちの木

「おろちの木」というのがあると友人からおしえてもらい、秋の山歩き。大木大岩を抱くようにその根を地中におろしていました。自然の生命力って凄いなぁ~。
福井県若狭町

天徳寺の石仏

名水百選に選ばれている若狭町瓜割名水公園の水。平日でもこの瓜割の水を求めて、県外からの車が駐車場を埋めています。
瓜割の滝に向かう路の右手に天徳寺があります。天徳寺は、1300年前、天皇の勅願寺として創建された古刹です。
天徳寺よりさらに、100メートルほど足を進めると、左手に四国八十八ケ所石仏霊場があります。
石仏霊場は、江戸・文化年間、時の住持である本如上人が空海の夢告を受け造営したものと伝えられ、御堂を囲むように88体の石仏が安置されています。

水上勉は随想集「若狭路」の中で
「石仏で名高い天徳寺。石仏は石段をあがりつめた山腹だが、四国八十八ケ所石仏といわれている。・・・枝の混んだ杉、檜の木の木もれ陽の中で、静かに正座しておられる石仏をみていると、暗い奥山だけに、幽邃である。天徳寺は、また湧き水で名高い水の森があり、この石仏群のしじまのへ水音はきこえてくる。若狭は、やはり仏の国だと思う」
と記しています。

ゲンノショウコ

ゲンノショウコが咲いていました。日本古来の薬草ということですが、試したことはまだありません >^_^<漢字で書くと「現(験)の証拠」…「実際に効く証拠」という意味らしいです。